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パナソニックの“現場最適化”が体験可能に、顧客接点の拠点を刷新サプライチェーン改革(2/3 ページ)

パナソニック コネクトは、B2Bの顧客との接点となるハブ機能として東京・浜離宮の本社内に2019年1月にオープンした「カスタマーエクスペリエンスセンター(CXC)」をリニューアルし報道陣に公開した。2022年度は、今回のリニューアル効果も合わせて約300社の来場を見込む。

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サプライチェーンの各現場が必要としてきた「バッファー」を適正化する

 プレゼンテーションエリアで行われた会見では、SCM領域でパナソニック コネクトがビジョンとして掲げる「オートノマスサプライチェーン」について、同社 現場ソリューションカンパニー エグゼクティブコンサルタント エバンジェリストの一力知一氏と、技術研究開発本部 ソリューション開発研究所所長 ITアーキテクト総括担当上席主幹 グローバルSCM開発総括総括の安達久俊氏が説明した。

パナソニック コネクトの安達久俊氏(左)と一力知一氏(右)
パナソニック コネクトの安達久俊氏(左)と一力知一氏(右)[クリックで拡大]

 一力氏は「パナソニックのオートノマスサプライチェーンでは、造る、運ぶ、売るという各現場を最適化した上で、これらを最適につないで全体最適化を図ることで、オートノマス=自律的にサプライチェーンを最適化ということをコンセプトとしている」と語る。

オートノマスサプライチェーンのコンセプト
オートノマスサプライチェーンのコンセプト[クリックで拡大] 出所:パナソニック コネクト

 これら個別の現場での最適化では「必要なものが必要な時に必要な量ある」ことが求められる。この理想に対して、現実の課題になっているのが、「必要なものが必要な時に必要な量ある」ことを満たしたいがために、さまざまな変動にも柔軟に対応できるようにバッファーを大きく取ってしまうことである。製造では余分に造る、物流では多めにトラックや人員などのリソースを確保する、流通では多めに発注をかけるといった対応をとってしまう。「各現場が大きなバッファーをとることで、結果としてサプライチェーンが柔軟性を失い変動に対応できなくなってしまっている」(一力氏)。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックは、サプライチェーンの課題がさらに大きく顕在化させ、世界中で物流網の混乱や供給の寸断が発生した。

サプライチェーン現場で実現したいこと現実として起こっている課題 サプライチェーン現場で実現したいこと(左)と現実として起こっている課題(右)[クリックで拡大] 出所:パナソニック コネクト

 パナソニック コネクトの現場プロセスイノベーションでは、各現場におけるこのバッファーの適正化を目指していく。サプライチェーンのボトルネックを抽出する「可視化」、業務プロセスを標準化する「標準化」、その上でバッファーを適正化し過不足を減らす「最適化」を、デジタル化によってフィードバックループで回していくことで、バッファーをより適正な状態にしていく。

現場プロセスイノベーションによる適正化
現場プロセスイノベーションによる適正化[クリックで拡大] 出所:パナソニック コネクト

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