400×400mmの作業域で大きな彫刻も可能なレーザー加工機:メカ設計ニュース
Pergearは、加工エリア400×400mmのレーザー加工機「LaserStorm L5 Pro」の販売を開始した。0.08×0.08mmの微細な圧縮スポットで、繊細な彫刻や8mm厚の木材のカットなどに対応する。
Pergearは2022年4月29日、加工エリア400×400mmのレーザー加工機「LaserStorm L5 Pro」の販売開始を発表した。LD+FAC+C-Lens技術を搭載し、0.08×0.08mmの微細な圧縮スポットで、繊細な彫刻や8mm厚の木材のカットなどが可能。ホビイストやクラフトメーカー向けだけでなく、教育や研究目的にも活用できる。
木板、プラスチック、紙、革、スポンジ紙、酸化アルミニウムへの彫刻の他、合板、アクリル板、パイン板、クラフト紙のカットに対応する。彫刻精度は0.1mmで、彫刻速度は1分間で10m、レーザー波長は445±5nm、レーザー出力は5500mW(オプション)、本体サイズは625×598×195mm、重さは3.42kgとなっている。
OSはWindows XP/7/8/10およびmacOSに対応し、ファイル形式はNC、DXF、BMP、JPG、PNG、GCODEなどをサポートする。専用ソフトウェアの「LaserGRBL」および「LightBurn」を用いて簡単に操作できる。
軽量なレーザーフィルターカバーは、モジュラーマグネットアタッチ式デザインで簡単に取り外すことが可能で、紫外線を98%カット。さらに、目を保護する専用メガネを用いることでより安全に利用できる。
本体はオールアルミ合金製で、10〜20分程度で組み立てられるシンプルな構造だ。モジュール化した設計のため、各種機能の独立した交換と補充が可能となっている。
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