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小さな子どもと交通安全と超小型EVオートモーティブメルマガ 編集後記

自転車以上クルマ未満のモビリティで安全な移動を。

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 この記事は、2022年4月13日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


小さな子どもと交通安全と超小型EV

 今週金曜日(4月15日)まで、春の全国交通安全運動が実施されています。警察の目がいつも以上に光っていますね。クルマで通勤されている方は、取り締まりが厳しいのを差し引いても、改めて気を付けて運転なさってください。

 交通安全運動の期間というのもあって、いつも以上に交通安全に関するニュースが目にとまります。先日、信号のない横断歩道を渡る際に、停止したクルマに小学生がお辞儀をするという取り組みがニュースで取り上げられていました。千葉県四街道市で、小学校に入学したばかりの1年生200人を対象に実施されたとのことです。

 「この場面でクルマには止まる義務があるのだから、お礼させるのはおかしい」という声も上がっていますが、個人的にはいいことだと思いました。なぜなら、小学校低学年の年齢は視野が狭いからです。

 クルマを運転する人に向けてお礼の気持ちでお辞儀をするという本来の狙いを覚えていてもらえれば、信号のない横断歩道を渡る前に「クルマを運転する人」に目が行きやすくなります。そうすれば、急な飛び出しを防ぐのに貢献するのではないでしょうか。

 子どもに対して、危ないから気を付けなさいと教えるのは難しいですよね(大人相手でもそうですね)。危険だという以外の理由も取り入れて安全な行動につなげられるのであれば有意義です。お辞儀されるクルマのドライバーにとっても、「子どもがこちらを見ている」ということがいい注意喚起になるのではないかと思います。

 悲惨な事故のニュースもありました。大阪府東大阪市で母子3人が乗った自転車が転倒し、前の幼児用座席に乗っていた3歳の男の子が投げ出されてしまい、後方からきたトラックにはねられて死亡したという事故です。ドライバーは現行犯逮捕されました。現場は片側1車線の直線道路でした。ニュース映像などを見ても、歩道がなく狭い道路であることが分かります。

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