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PwC、組織間データ流通の課題解決を支援するソリューションを提供開始:製造ITニュース
PwCコンサルティングは、組織間のデータ流通における課題解決を支援する、データ流通ソリューションの本格提供を開始した。各プレイヤーに必要なソリューションを提供することで、組織間データ流通時に発生していたさまざまな課題に対応する。
PwCコンサルティングは2022年2月17日、組織間のデータ流通における課題解決を支援する、データ流通ソリューションの本格提供を開始した。
同ソリューションでは、組織間のデータ流通に関わるプレイヤーを、データ利用者、データ提供者、データ流通プラットフォーマー(PF)、データ流通協議体の4つに大別。各プレイヤーに必要なソリューションを提供することで、これまで組織間データ流通時に発生していたルールやコンプライアンス、ビジネス面などにおける、さまざまな課題に対応する。
データ利用者に対しては、外部データの活用による価値創出や利用時のルール、ガバナンス策定などを支援する。データ提供者については、データ標準化や提供時のガバナンス策定、提供基盤の構築などをサポートする。
データ流通プラットフォーマーには、新規サービスの創出、連携企業の拡大、ルール策定および定着化を支援。データ流通協議体に対しては、海外データ連携や業界プラットフォームルール策定などの支援を提供する。
同ソリューションの提供により、企業や産業の枠を超えたデータ流通および利活用を拡大し、各社が持つデータ価値の最大化、社会課題解決の推進を支援する。
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