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3Dプリンタを活用し、金型と靴木型の製造プロセスを効率化3Dプリンタニュース

Stratasysの3Dプリンタ「Stratasys Origin One」を、デンマークの靴メーカーECCOが導入した。開発用の金型と靴木型を3Dプリンティングすることで、開発プロセスを効率化した。

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 Stratasys(ストラタシス)は2021年11月15日(現地時間)、デンマークの靴メーカーECCOが、3Dプリンタ「Stratasys Origin One」により、製品開発を迅速化した事例を発表した。ECCOはこの3Dプリンタを使用し、開発用の金型と靴木型を3Dプリンティングすることで、開発プロセスを効率化した。

 ECCOは、手作業が多い製靴プロセスを自動化し、開発プロセスの合理化を進めている。その一環として、靴のアッパーをミッドソールへ固定するダイレクトインジェクション(DIP)製法を導入している。

 今回、製靴とDIPのさらなる技術革新に向けて、ポルトガルとデンマークの製品開発拠点で光造形DLP方式3DプリンタのStratasys Origin Oneを採用。樹脂材料として「Henkel Loctite」を使用し、金型と靴木型の3Dプリンティングを開始した。

 1足のDIP金型インサートを一晩でプリンティング可能になり、アルミニウムをCNC加工する場合に比べて製造時間を短縮した。靴木型は、CNC加工したアルミニウム製のものと同等の品質要件を備える。また、3Dプリンティング技術を活用して製造した靴は、アルミニウム製金型で製造した靴と同等の品質を提供する。

「Stratasys Origin One」で金型と靴木型をプリンティング
「Stratasys Origin One」で金型と靴木型をプリンティング[クリックで拡大] 出所:ストラタシス

 DIP金型の3Dプリンティングにより、開発サイクルの初期段階で、機能性を要求される靴のテストやフィッティング、快適性の確認が可能になる。必要となる場所で金型インサートを製造できるため、金属製金型の輸送コスト削減にもつながる。

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