ニュース
デジタル技術を活用し、ヘルスケア領域の事業価値5000億円を目指す:医療機器ニュース
NECは、AIなどのデジタル技術を活用したヘルスケア・ライフサイエンス事業を強化し、2030年に事業価値5000億円を目指す方針を示した。グループ横断で事業開発を進める。
NECは2021年9月15日、AI(人工知能)などのデジタル技術を活用したヘルスケア・ライフサイエンス事業を強化し、2030年に事業価値5000億円を目指すと発表した。グループ横断で事業開発を進める。
具体的には、必要な医療をデジタルで支える「Medical Care事業」、一人一人の日常生活に寄り添う「Lifestyle Support事業」、個人に合わせた医療を科学で支える「Life Science事業」の3領域に注力する。
この3領域の事業を通じて、「live as you あなたを知り、あなたらしく選ぶ」世界の実現を目指すとしている。また、事業を拡大するにあたり、同社の顔認証技術や生体認証「Bio-IDiom」、映像分析技術、グラフベース関係性学習などの最先端AI技術群「NEC the WISE」を活用する。
さらに、グループ横断で事業開発を進めるため、ヘルスケア・ライフサイエンスPMO(Project Management Office)を立ち上げた。併せて、社外パートナーとも幅広く連携していく。同年11月には、NECヘルスケア・ライフサイエンス有識者会議を発足させ、専門家とともに将来像の社会実装を目指すとしている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 完全ワイヤレスのポケットサイズ超音波診断装置を発表
GEヘルスケア・ジャパンは、ポケットサイズ超音波診断装置「Vscan」シリーズの最新モデル「Vscan Air」を発表した。画質が大幅に向上したほか、本体機能とプローブが一体化した完全ワイヤレス方式で、自由度や操作性に優れる。 - 医療施設でのAI技術活用に向け、医療サービス分野で提携
シーメンスヘルスケアとコニカミノルタジャパンは、医療サービス分野における提携を本格始動する。提携により、コニカミノルタジャパンのICTサービスで、シーメンスヘルスケアの胸部CT画像AI解析受託サービスを利用可能になる。 - 開業医向け超音波診断装置の分野で提携、地域医療に貢献
GEヘルスケア・ジャパンとフクダ電子は、開業医向けの超音波診断装置分野における事業提携に合意した。超音波診断装置3製品の提供を通じ、地域医療への貢献を推進していく。 - シーメンスヘルスケアが災害医療向け車両を開発、コロナ禍の発熱外来にも役立つ
シーメンスヘルスケアと医療法人の伯鳳会グループが共同開発した災害医療、発熱外来、健診、往診、巡回診療向けのアドバンストモビリティソリューション「Medical-ConneX(メディカル・コネクス)」について説明。1号機は、伯鳳会グループ傘下の東京曳舟病院に納入され、主に東京DMATと連携した災害医療向けに活用される計画だ。 - リハビリ動画から自動で肩と肘の関節可動域を測定するソリューションを発売
富士通は、AIを活用してリハビリテーション動画から患者の肩と肘の関節可動域を自動測定する「FUJITSUヘルスケアソリューションHOPE ROMREC」を発売した。理学療法および作業療法の効果の評価や、障がい度合いの判定を支援する。 - 医療、ヘルスケア分野におけるIoT関連の国内市場調査を報告
富士キメラ総研は、医療およびヘルスケア分野における、IoT関連の国内市場調査の結果を発表した。遠隔医療関連、スマートウェアソリューションの市場拡大が予想されている。