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ルネサス、滋賀工場の生産を停止し不動産会社に売却:工場ニュース
ルネサス エレクトロニクスは2021年8月27日、100%子会社であるルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリングの滋賀工場(滋賀県大津市)を、同年8月31日付で集約し土地をアーク不動産に売却すると発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2021年8月27日、100%子会社であるルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリングの滋賀工場(滋賀県大津市)を、同年8月31日付で集約し土地をアーク不動産に売却すると発表した。
ルネサス エレクトロニクスでは生産拠点の集約を進めている。滋賀工場については、2018年6月に「今後2〜3年をめどに工場閉鎖および集約する」と発表しており、譲渡先などを模索してきた。既に2021年3月末にはシリコン生産ラインを停止しており、今回2021年8月31日に、残る化合物生産ラインにおける生産活動も終了する。
滋賀工場で生産していた製品は、グループの他拠点への生産移管や生産中止を行う。滋賀工場の土地についてはアーク不動産に売却し、同年10月末までに譲渡を完了させる予定としている。
ルネサス エレクトロニクスでは2021年7月にも山口工場の集約を発表している。
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