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生産準備業務のデジタル化支援ツールの最新版を発売製造ITニュース

富士通は、デジタルプロセスが開発した、製造業向けの生産準備業務デジタル化支援ツール「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA デジタル生産準備 VPS」シリーズの最新版を発売した。

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 富士通は2021年6月30日、デジタルプロセスが開発した、製造業向けの生産準備業務デジタル化支援ツール「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA デジタル生産準備 VPS」シリーズの最新版を発売した。

 VPSの最新版では、3Dデータを製造工程にひも付けた3D Bill of Process(3D-BOP)の作成機能を強化。3D-BOP作成ツールの「VPS Standard」「VPS Manufacturing」では、これまで工程名称や工程で組み付ける部品画像で工程手順を表現していたが、工程ブロック図上で機械の配置や作業者動線、作業手順などを付記するための図形描画、画像挿入が可能になった。

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3D Bill of Process作成ツール(クリックで拡大) 出典:富士通

 また、製造工程の一場面を表現したスナップショットや工程ショット上で工具を表示できる。溶接形状や補材などの形状を簡単に作成する機能も搭載。実際の作業に即し、作業者がより直感的に理解しやすい3D-BOPを作成できる。

 3Dデータ上で製造ラインの工程計画を検討するツール「VPS GP4」では、共通する作業と仕様が異なる作業を混在させて、1つのデータで表現できる。これにより、共通作業に変更が生じた場合でも、1つのデータを修正するだけで済む。複数の作業手順を1つのデータで表現できるため、手順の比較検討もしやすくなった。

 価格(税別)は、「VPS Standard V15L23」が400万円、「VPS Digital Mockup V15L23」が250万円、「VPS Manufacturing V15L23」が250万円、「VPS GP4 V11L23」が440万円。富士通は2021年度中に1000ライセンスの販売を目指す。

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