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過酷な産業環境に対応するエッジAI向けモジュールを発表組み込み開発ニュース

NVIDIAは、過酷な産業環境におけるエッジAI向けモジュール「Jetson AGX Xavier Industrial」を発表した。優れた電力効率とAI性能を有し、機能安全を管理するSCEや、エラー検出などの拡張機能を備える。

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 NVIDIAは2021年6月15日、過酷な産業環境に対応するエッジAI(人工知能)向けモジュール「Jetson AGX Xavier Industrial」を発表した。日本国内では、菱洋エレクトロやマクニカ、ネクスティ エレクトロニクスが、同年7月末よりそれぞれ出荷を開始する。

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産業現場のエッジAI向けモジュール「Jetson AGX Xavier Industrial」(クリックで拡大) 出典:NVIDIA

 同モジュールは、電力効率が良く、1秒間に30兆回の演算処理が可能な優れたAI性能を有する。動作時衝撃が50G、半正弦波、11ミリ秒、動作時振動が5G RMS 10〜500 Hz、3軸、FCT(ランダム、正弦波)で、非動作時衝撃が140G、半正弦波、2ミリ秒、FCT/DPA、340Gまで、非動作時振動が3G RMS 10〜1000Hz、3軸、FCTに対応している。

 512コアの同社製GPU「Volta」、64基の「Tensor」コア、2つのディープラーニングアクセラレーター、2つのビジョンアクセラレーター、1基の8コアCPU、1つのエンコーダーおよびデコーダーなどを内蔵する。また、同社従来品「Jetson AGX Xavier」とピンやソフトウェア、フォームファクターの互換性があり、置き換えが可能だ。

 動作温度は−40〜+85℃で、動作寿命は10年。エラー訂正コードや単一エラー訂正、二重エラー検出、パリティ保護といった拡張機能を備える。また、安全認定を受けた産業向け製品での用途を見込んで、機能安全を管理するSafety Cluster Engine(SCE)を内蔵している。SCEには、常時稼働するArm Cortex-R5プロセッサ2基を搭載。エラー検知の機能に使用できる。

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