働きがいを感じるポイントは「仕事の難易度」「チームや会社への貢献」:キャリアニュース(1/2 ページ)
プラスアルファ・コンサルティングが「ミドル以降の世代の働きがいとモチベーション実態調査」の結果を発表した。約43%が「今の仕事に働きがいを感じている」と回答し、「仕事の難易度」や「チームや会社への貢献」がやりがいをもたらしていた。
プラスアルファ・コンサルティングは2021年6月16日、「ミドル以降の世代の働きがいとモチベーション実態調査」の結果を発表した。
同調査は40代以降の正社員を対象とし、1052人から回答を得た。初めに「今の仕事に働きがいを感じていますか」と尋ねたところ、「とてもそう思う」が10.0%、「どちらかといえばそう思う」が33.6%となり、43.6%が仕事に働きがいを感じていることが分かった。
働きがいを感じる理由としては、「自分の裁量でできる仕事が多い」「新しい仕事が舞い込んでくるので退屈しない」「自分やチームが動いた分、実績につながる」などが挙がった。また、「社業が社会貢献していることが実感でき、自身の業務もリンクしていると再認識した」「会社の一員として成果を上げて貢献できている実感がある」など、社会や顧客への貢献を実感できていることを理由に挙げた人もいた。
一方、「全くそう思わない」は11.8%、「どちらかといえばそう思わない」は15.6%で、27.4%が仕事に働きがいを感じていなかった。働きがいを感じない理由には、「給与が安く、昇給もほとんどない」「誰にでもできる簡単な仕事。仕事量も少ない」「長年積んできたキャリアを生かせない部署にいる」など、待遇面に加え、自分が希望した部署で働けないこと、やりがいのない仕事への不満が多く挙がった。
同社は、各調査やアンケートから得られたテキストマイニングの結果から「働きがいの理由」を深掘りした。その結果、ミドル層が仕事にやりがいを感じる理由として「仕事の難易度」(63.9%)、「チーム、会社に貢献」(59.4%)、「顧客や社会に貢献」(57.7%)が挙がった。
アンケートの回答を見ると、「仕事は専門性が高く、それなりにやりがいがある」「自分が学んだ知識を利用して仕事ができる」「役職定年となり経験や人脈を生かす機会が減ったが、顧客からは信頼されているように思われる」など、仕事の専門性、社会や社内への貢献を感じられることが、仕事のやりがいを保つ上で重要な役割を果たしていると言えそうだ。
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