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阿僧祇とか那由他とか不可思議とか何それ! やたらデカい数値の魅力製造マネジメント メルマガ 編集後記

そんな哲学的な漢字なのに数字の単位というあたりがロマン漂います。

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 この記事は、2021年3月16日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


阿僧祇とか那由他とか不可思議とか何それ! やたらデカい数値の魅力

 子供のころに見た映像作品というのは鮮烈な印象とともに大人になった今も頭の中に残っています。私が小学生くらいの1980年代前半までは、まだビデオ録画が当たり前でなかったこともあり、テレビや映画館で見た映像を頭の中で反すうして思い出していたせいか、いまだに忘れられないものも多くあります(断片的な記憶ではあるのですが……)。【訂正あり】

 なぜこんな話をするのかというと、3月12日に理化学研究所の数理創造プログラム(iTHEMS)が発表した、未来の情報ストレージデバイスのデザインコンセプト「Black Hole Recorder(ブラックホール・レコーダー)」と関係があります。このブラックホール・レコーダー、月の質量に相当する物体を約0.1mmの大きさに圧縮して生成したブラックホールを2個使ってデータの蓄積と読み出しを行うという設定なのですが、その容量はなんと約10の52乗GB=10那由他バイトだというのです。

【訂正】Black Hole Recorderの蓄積できる情報量について、当初は1那由他バイトとしておりましたが、発表文の訂正に合わせて10那由他バイトに修正しました。

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