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高容量の円筒形二酸化マンガンリチウム電池、スマートメーターやIoT機器向け:組み込み開発ニュース
マクセルは、高容量のCR筒形電池「CR17500AU」を開発した。従来品をベースに電池の構造や使用材料を最適化し、エネルギー密度を高めたことで、17500サイズのCR筒形電池では業界最高レベルになるという高容量を備えた。
マクセルは2021年2月17日、高容量の円筒形二酸化マンガンリチウム電池(CR筒形電池)「CR17500AU」を発表した。スマートメーターやIoT(モノのインターネット)通信機器など産業用途の電源に適する。同製品に関する技術の特許は出願済みで、2021年3月までの販売開始を予定している。
CR17500AUは、従来品のCR筒形電池「CR17450AH」をベースに、電池の構造や使用材料を最適化。エネルギー密度を高めたことで、17500サイズのCR筒形電池では業界最高レベルという高容量を備えた。また、耐熱ガスケットとレーザー溶接封止構造により、水の浸入や電解液の蒸発を防止し、10年の長期信頼性を確保する。
独自の負極材により、深い放電深度でも低い内部抵抗を維持する。容量利用率は90%で、安定した放電特性を有する。独自の負極材と低温特性に対応した電解液を組み合わせたことで、−40℃でも動作できる。
ニーズに合わせて、多数本を1つの電池パックに構成することも可能だ。高容量化により、既存品に比べて電池本数自体も削減できる。
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