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「世界最速」、ゲノム解析用ハードウェア・アクセラレーターの基本設計に成功医療機器ニュース

Mitate Zepto Technicaは、「世界最高速になる」(同社)という、ゲノム解析専用のハードウェア・アクセラレーターの基本設計に成功した。従来装置の10倍以上の処理性能を有し、ゲノム解析に必要なシーケンスデータの処理を5分以下で完了する。

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 Mitate Zepto Technica(MZT)は2021年2月16日、「世界最高速になる」(同社)という、ゲノム解析専用のハードウェア・アクセラレーターの基本設計に成功したと発表した。

 設計したアクセラレーターは、従来装置の10倍以上の処理性能を有する。ゲノム解析に必要なシーケンスデータのマッチング処理およびアライメント処理を、超並列演算により、世界最高速となる5分以下で完了する。データ処理の速さに加え、自社開発の専用ASIC(カスタム半導体)を使用することで、システム構築コストを従来製品の約5分の1に抑えられる。

 同アクセラレーターにより、スーパーコンピュータなどの大型コンピュータがなくても、汎用サーバを使用した高速データ処理が可能になる。これまでコスト面から解析システムが導入できなかった研究、医療機関において、ゲノム診断機器の導入が広がることが期待される。

 MZTは今回の基本設計をもとに、2021年に試作システムを開発し、2022年の量産開始を目指す。

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