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低速車両やドローン向け、カメラと組み合わせて使うSLAMソフトウェアを提供組み込み開発ニュース

ディジタルメディアプロフェッショナルは、低速車両やドローンなどに適したSLAMソフトウェア「ZIA SLAM」の提供を開始した。高精度、高速で動作し、最新のROSや安価なカメラに対応するため、容易にデバイスの高性能化、コスト低減化が図れる。

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 ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は2021年1月18日、SLAMソフトウェア「ZIA SLAM」の提供を開始した。

 ZIA SLAMは、カメラ画像やセンサー情報から、自己位置の推定と環境地図の作成を同時に実行するVisual SLAM技術を利用し、低速車両やドローンなどの自動走行、自律移動の実用化を支援する。

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「ZIA SLAM」を搭載し、自律走行するロボットカー(クリックで拡大) 出典:DMP
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「ZIA SLAM」搭載ロボットカーの軌跡を可視化した画面(クリックで拡大) 出典:DMP

 ZIA SLAMは、LiDARよりも比較的安価な単眼カメラ、ステレオカメラ、RGBDカメラなどに対応し、GPSやIMUと組み合わせて使うこともできる。OSは「Ubuntu 18.x」で、ROS(Robot Operation System)の最新バーション「ROS2」をサポートするため、ロボットアプリケーションへの組み込みも容易だ。

 また、GPU、CPU、FPGAの種類に依存せず、「NVIDIA Jetson AGX Xavier」をリファレンスプラットフォームとしているので、さまざまな産業用アプリケーションにAI(人工知能)を組み込むことができる。高精度、高速で動作する同ソフトを組み込むことで、容易にデバイスの高性能化やコスト低減化が図れる。

 DMPでは今後、AGV(無人搬送車)やUGV(無人地上車両)、お掃除ロボット、ドローンなど各種ロボットの実用化と普及に向けて、Visual SLAM事業を拡大していく。

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