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32軸/1ミリ秒で多軸同期制御ができるPLC、1Gbps通信に対応しデータ活用を強化:FAニュース
富士電機は、32軸1ミリ秒で多軸同期制御ができるプログラマブルコントローラー「MICREX-SX SPH5000M」を発売した。演算処理能力の向上により、同時制御軸数が倍増し、複雑な加工や加工の高速化に対応する。
富士電機は2020年11月11日、32軸/1ミリ秒で多軸同期制御ができる、プログラマブルコントローラー「MICREX-SX SPH5000M」を発売した。
MICREX-SX SPH5000Mは、同社のサーボアンプやモーターとともにモーションコントロールシステムを構成し、サーボモーターの回転を制御する。マイコンの高性能化により、動作周波数を1GHzにアップ。演算速度を向上することで、同一制御周期で同期制御できる軸(サーボモーター)の数が、従来の16軸の2倍となる32軸/1ミリ秒となった。より複雑な加工や加工速度の向上に貢献する。
ネットワーク通信の性能も強化している。1GbpsのギガビットEthernet(1000BASE-T)に対応し、設備の稼働データ分析や、遠隔地からの監視、制御など設備のIoT(モノのインターネット)化をサポートする。
また、電源を供給しなくても制御に必要なデータを保持できる、不揮発性メモリを適用。電池レス化によって定期的な電池交換作業が不要になり、電池交換時のデータ消失リスクが低減する。
最大制御軸数は238軸(E-SXバス:1系統)。モーション性能は、1台構成のシングルCPUシステムが32軸/1ミリ秒、3台構成のマルチCPUシステムが96軸/1ミリ秒となっている。
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