DXへの取り組み「検討中」「予定なし」が77.5%、認知度は35.7%:キャリアニュース(1/2 ページ)
ネオマーケティングが、「DXの取り組み」に関するアンケート調査結果を発表した。DXの認知度は35.7%と低く、勤務先のDXへの取り組みは、「検討中」「取り組み予定なし」に該当する「DX遅れ」が77.5%を占めた。
ネオマーケティングは2020年10月6日、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組み」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、全国の18歳以上の男女1000人を対象とした。
初めに、勤務先で新型コロナウイルスの影響によるデジタル化が進んだかを尋ねたところ、「かなり強化された」が4.7%、「やや強化された」が29.5%となり、34.2%が「強化された」と回答した。
これを企業規模別で見ると、規模によって大きく差があった。「〜50人未満」の企業では、デジタル化が「強化された」が18.4%であるのに対し、「1000人以上」の企業は50.8%と半数を超えている。
新型コロナウイルスの影響によってデジタル化が進んだ項目は、「テレワーク制度の導入」(43.1%)が最も多かった。企業規模別で見ると、大規模企業では取り組みが顕著に表れ、テレワーク環境を整えるために「リモートアクセス環境の整備」など他項目のデジタル化も進んでいた。
DXという言葉を知っているかという設問では、「詳しく知っている」が8.8%、「名前は聞いたことがある」が26.9%で、35.7%が「知っている」と回答した。企業規模別で見ると、認知度は規模が小さいところほど低かった。しかし、「1000人以上」の企業でも、「詳しく知っている」と「名前は聞いたことがある」の合計は48.9%と半分以下だった。
次に、DXについてどの程度関心があるかを尋ねた。その結果、「とても関心がある」が7.8%、「関心がある」が23.3%で、31.1%が「関心がある」と回答した。DXへの関心は、企業規模が大きくなるほど高くなる傾向が見られたが、「50人以上〜300人未満」と「300人以上〜1000人未満」では、大きな違いはなかった。
勤務先の、今後のDXへの取り組みに対する気持ちについては、「取り組みは絶対に必要だと思う」の6.5%と、「取り組みは必要だと思う」26.6%を合わせて、「必要だと思う」が33.1%となっている。この質問も、企業規模が大きいほど必要性を感じている割合が多かった。
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