ニュース
アルミフレーム筐体設計ソフトをアップデート、デフォルト設定機能を追加:メカ設計ニュース
ミスミグループ本社は、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のアップデートを実施した。締結部品のデフォルト設定機能の拡張と、フレームを締結するための取り付け金具「補強用フレームブラケット」の商品追加に対応した。
ミスミグループ本社は2020年9月25日、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」のアップデートを実施した。MISUMI FRAMESを起動するだけで、自動的にアップデートを開始する。
MISUMI FRAMESは、CAD初心者でも容易にアルミフレームを用いた筐体などを設計できる、無料のインストール型ソフトウェア。今回のアップデートでは、フレーム組み立てに必要な締結部品のデフォルト設定機能の拡張と、フレームを締結するための取り付け金具「補強用フレームブラケット」の商品追加に対応した。
フレーム組み立てに使う締結部品はMISUMI FRAMESが自動選定するが、ボルト、ナットの設定はこれまで「先入れナット」のセットで固定されていた。今回、組み立て後に溝から装着できる「後入れナット」のセットを選択したいというニーズに応え、「ボルト・ナットセット」デフォルト設定機能を追加した。これにより、商品変更の手間や発注ミスの削減に貢献する。
また、補強用フレームブラケットの追加により、12型番(商品識別ID番号)を9パターンの長さで計108種類の商品が選択可能になった。補強用フレームブラケットを使用することで、斜めのフレーム配置により強度を高め、重量物を載せる架台などを設計できる。
関連記事
- 約8割の町工場で、直近3カ月の売り上げが2割以上減少
キャディは、製造業の販路開拓に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。平常時と比較した直近3カ月の売り上げについては、「2割以上下がった」が58%、「5割以上下がった」が19%で、2割以上減少した町工場が77%を占めている。 - 金属加工受発注プラットフォームに板金CADを追加、製図から発注まで全てWebで
Catallaxyは、同社が展開する金属加工受発注プラットフォーム「Mitsuri」上で希望の形状に近い金具を選択し、そのまま板厚や寸法、穴の追加/削除、曲げといった部品のカスタマイズが行えるWebブラウザCAD「MitsuriCAD」の提供開始を発表した。 - 「RAPiD Design」がリニューアル、他社部品CADデータ追加で収録数が450万点に
ミスミグループ本社は、生産設備/装置用部品の3D CADデータライブラリソフト「RAPiD Design」をフルリニューアルした。ミスミブランド部品に加え、SMCやTHKなど25社の部品データをライブラリに収録し、従来比9倍の450万点まで拡大したという。 - 苦境に立たされる中小製造業に支援の手、meviyによる最大10万円の部品無償提供
ミスミグループ本社はオンライン記者説明会を開催し、部品調達オンデマンドサービス「meviy」による中小企業モノづくり支援策と今後のビジネス展開について発表を行った。 - 中小製造業とモノづくり企業の取引マッチングプラットフォームを開始
NTTドコモは、中小製造業とモノづくり企業の取引をマッチングさせる「製造業受発注マッチングプラットフォーム」のトライアルサービスを開始した。発注から支払いまで一連の取引をサポートする。 - 需要に幅広く対応、CNC切削加工サービスの対応最大サイズを拡大
プロトラブズは、CNC切削加工サービスの対応最大サイズを340×260×44.5mmから560×360×44.5mmに拡大した。テクノロジーの進化に伴い多様化する製造ニーズに対応することで、モノづくりの支援を継続する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.