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新4K8K放送に対応したミドルウェアを「AQUOS 8Kテレビ」に搭載:組み込み採用事例
富士ソフトは、デジタルテレビ向けミドルウェア「FSDTV Middleware for ARIB」がシャープの「AQUOS 8Kテレビ」に搭載されたと発表した。新4K8K衛星放送における8K放送に対応する。
富士ソフトは2020年4月22日、デジタルテレビ向けミドルウェア「FSDTV Middleware for ARIB」が、シャープの「AQUOS 8Kテレビ」に搭載されたと発表した。新4K8K衛星放送における8K放送に対応する。
FSDTV Middleware for ARIBは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses、電波産業会)規格に適合し、地上デジタルや衛星デジタル放送に最適化した固定受信機向けミドルウェア。さまざまなOS、ハードウェア、SoCに対応し、サンプルアプリケーションも豊富で、デジタルテレビやセットトップボックスなどの開発期間とコストを削減する。
FSDTV Middleware for ARIBは、2019年7月27日発売の「AQUOS 4Kテレビ」への搭載実績を持つ。右旋のみの従来の4K放送に加えて、左旋の放送波を提供する新4K放送にも対応する。
今回は、2020年4月25日発売の新4K8K放送対応モデル「AQUOS 8K CX1」シリーズに搭載し、8K放送にも対応する。CX1シリーズは、60V型と70V型の2種類をラインアップしている。
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