「嫌なら辞めろ(辞める)」以外の選択肢はありますか:オートモーティブメルマガ 編集後記
少なすぎるお給料や長すぎる労働時間のために戦うように、健康に不安な環境のために戦ってもいいじゃないですか。
「嫌なら辞めろ(辞める)」以外の選択肢はありますか
最後に会社に行ってから、1カ月が過ぎました。長いような短いような、不思議な1カ月でした。日付を見ても、それが今月のことだとうまく認識できないのです。曜日感覚は、毎日聴いているラジオのおかげで辛うじて保っているような感じです。
人と接する機会も公私ともにめっきり減りました。自分が人にうつすかもしれない、人からうつされるかもしれない、ということが念頭にあるので、いま誰かに会っても集中できないような気がします。人と話しているときに、自分が咳をしたくなったら、相手が咳をしたら、どんな親しい人が目の前にいても、うつす・うつされるという疑いが多かれ少なかれ頭をよぎることでしょう。在宅勤務では、会社の人の声を聞くのはテレビ電話や音声通話くらいですが、これが何の心配もなくて1番いいような気がします。
お仕事で人と接せざるを得ない方々がたくさんいるのは重々承知しています。親しい人や気の合う仲間はおろか、不特定多数が何十人も何百人も目の前にやってくる場合もあるでしょう。誰かにうつされるかもしれない不安でいっぱいになりながら働いている人もたくさんいらっしゃることと思います。
きれいごとですが、安心して働けない、安全に働けないというのはあってはならないことだと思います。医療のプロが対策しても院内感染が起きるときには起きますから、一般人ができる対策には限度があるかもしれません。それでも、少しでも安全に働けるようにできる限りの対策をしたいと思うのが自然な心理ですし、会社が対策しようとしてくれる安心感も人々には必要だと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫過去の編集後記
- リモートワークはなぜ必要? 国や地域にこだわらなければ人材は世界中にいる
今回はドイツ ベルリンでのリモートワークが中心のワークスタイルについてご紹介します。在籍したスタートアップでは、毎日顔を合わせることは必ずしも必要ではありませんでした。インターネットにつながっていれば、どこにいても誰とでも仕事ができるのです。 - 学生フォーミュラの「デザイン審査」で何が問われるか、知っていますか
2019年の学生フォーミュラレポートも今回で最終回。実は今大会開催の1カ月ほど前に、2012年大会で横浜国立大学フォーミュラプロジェクトのリーダーを務め、その後中小企業の雄、由紀ホールディングスで開発の仕事をされている曽根健太郎氏から「デザイン審査員さんにインタビューしませんか?」といううれしいお話を頂いた。