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旭化成が185億円で自動車内装材事業を買収、欧州市場の強化へ材料技術

旭化成は2020年3月6日、米国の大手自動車シートサプライヤーAdientから自動車内装ファブリック事業を1億7500万ドル(約185億3048万円)で買収すると発表した。

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 旭化成は2020年3月6日、米国の大手自動車シートサプライヤーAdientから自動車内装ファブリック事業を1億7500万ドル(約185億3048万円)で買収すると発表した。同事業は欧州を中心に複数の拠点を有し、欧州自動車メーカーからデザイン力や品質が評価されているという。買収により、旭化成は欧州の自動車市場における事業拡大と基盤強化につなげる。

 旭化成の米国子会社であるSage Automotive Interiorsが、Adientの事業を買収する。Sageは米国を中心に、自動車内装材に用いる繊維製品の開発、製造、販売を手掛けており、今後の事業拡大において欧州が重要な市場となっている。Adientの事業が持つ欧州のマーケティングや生産、開発機能を取り込むことで欧州市場を深耕する。

 旭化成グループとしては、子会社のSageが地域戦略や素材の展開をグローバルに推進することで、自動車シート用ファブリックサプライヤーとしての地位を高め、各地域の自動車メーカーとの関係を強化する。


旭化成、Sage、Adientの内装ファブリック事業によるシナジー創出のイメージ(クリックして拡大) 出典:旭化成

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