安全分析設計支援機能を統合したMBSE対応のモデリングツールを発売:組み込み開発ニュース
チェンジビジョンは、安全分析設計機能を統合したMBSE対応のモデリングツール「astah* System Safety」を発売した。安全に関する設計やシステム分析、検証、論証などの各モデルを1つのツールで管理できる。
チェンジビジョンは2020年1月29日、安全分析設計機能を統合したMBSE(Model Based Systems Engineering)対応のモデリングツール「astah* System Safety(アスターシステムセーフティ)」を発売した。ライセンス1本当たりの年間標準価格は、タイムドライセンスが5万8000円、フローティングライセンスが11万円となっている(各税別)。
astah* System Safetyは、安全に関する設計やシステム分析、検証、論証などの各モデルを1つのツールで管理できる。モデル同士の関係性を管理したり、相互変換したりできるため、モデリングや整合性を維持する際の効率が向上する。
モデル編集機能として、「SysML」「SCDL」「STPA」「GSN」を搭載。SysMLは、多視点モデルによるシステムエンジニアリングで迅速な開発に貢献し、手戻りコストを削減する。SCDLは、ISO26262の安全コンセプトの設計、分析をより直感的に支援する。STPAは、人とシステムの間の安全分析に有効だ。GSNは、プロダクトの安全説明性の向上をサポートする。
これらの機能に加え、同社では、フィーチャーモデルを用いた「Ontology Scenarios」を開発中だ。例えば、自動運転車の検証シナリオを広範に生成し、システマチックな検証と妥当性の判断ができるようになる。
同社では、astah* System Safetyの利用分野として、SOTIF(Safety Of The Intended Functionality)やISO26262などが関係する自動運転車、航空宇宙、ロボット、医療機器などを見込んでいる。
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