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バリ取り工程をシステム化、標準化したロボットシステムを市場投入:FAニュース
不二越は、バリ取り工程をシステム化、標準化した「NS-Platform バリ取りセル」を発売した。時間のかかるシステムインテグレーションを省き、立ち上げの迅速化など、ロボットシステム導入のハードルを引き下げる。
不二越は2020年1月9日、バリ取り工程をシステム化、標準化した「NS-Platform バリ取りセル」の発売を発表した。価格はオープンで、2020年度に200台の販売を目標にする。
同社は、設計、組み立て期間の長期化、汎用性の低さ、価格の不透明さが課題となっていたシステムインテグレーションのソリューションとして、ロボットシステムの標準化に取り組んでいる。その第1弾として、NS-Platform バリ取りセルを市場に投入。立ち上げの迅速化や汎用性の確保など、ロボットシステム導入のハードルを大きく引き下げる。
NS-Platform バリ取りセルは、高剛性で最大可搬質量10kgの小型ロボット「MZ10」を搭載。ワークのバラつきに追従するエアフロート機構と、全方向からツールのアプローチができるサーボ回転テーブルを標準装備し、幅広いワークに対応する。
システムの標準化により事前に実機での試加工が可能になり、ワークに応じた治具の設計だけでシステムの垂直立ち上げができるメリットがある。
また、刃具折れ、ワークセット不良などの不具合をリアルタイムに検出する接触検知機能や、バリ取り加工プログラムを自動生成できるオフラインティーチングソフト「FD-ST easy」などの多様なオプションを取りそろえ、品質や生産性の向上に貢献する。
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