Jetson向けキャリアボードを展開、最新の「Xavier NX」にも使える:ET2019
台湾のアエティナ(Aetina)は、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)において、NVIDIAの組み込みAI(人工知能)ボード「Jetson」の製品群に対応するキャリアボードを披露した。
台湾のアエティナ(Aetina)は、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)において、NVIDIAの組み込みAI(人工知能)ボード「Jetson」の製品群に対応するキャリアボードを披露した。
深層学習をはじめとするAIのアルゴリズムをエッジデバイス側で活用する場合、NVIDIAの「Jetson Nano」や「Jetson TX2」、そして「Jetson AGX Xavier」は有力な候補になる。AI開発環境のデファクトスタンダードともいえるNVIDIAのGPUボードで作ったアルゴリズムをそのままデプロイできるからだ。また、Jetson Nanoが99米ドル、Jetson TX2の4GBメモリ品が299米ドルなど、比較的安価であることも強みになっている。
アエティナは、これらのJetson製品群を基にした製品開発などに用いられるキャリアボードを開発、製造、販売している。Jetson Nanoに対応する「AN110」、Jetson TX2に対応する「AN310」「ACE-N622」、Jetson AGX Xavierに対応する「AX710」などがある。AN110については、Jetson製品群の最新製品である「Jetson Xavier NX」(2020年3月に世界発売予定)がJetson Nanoと端子互換があるためそのまま利用できるという。
「当社はイノディスク(Innodisk)のグループ会社として、同社の工場を活用しての自社製造が強みになっており、汎用品だけでなくカスタマイズにも柔軟に対応できる。またイノディスクのグループ企業と連携して、5Gなどの無線通信技術やストレージなども提供できる」(アエティナの説明員)という。
展示では、Jetson AGX Xavierと同社のキャリアボード、カメラを用いて、来場者の骨格検知を「Openpose」で行うデモを披露した。「こういったAI関連のパートナーも充実している」(同説明員)としている。
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