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IoT機器向けLinuxと脆弱性パッチを10年間提供するサービスを開始組み込み開発ニュース

サイバートラストは、IoT機器向けLinuxと製品の長期利用を支援するサービス「EM+PLS」の提供を開始した。長期間の脆弱性パッチ提供をはじめ、IoT機器の本物性を担保するトラストサービスなどを提供する。

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 サイバートラストは2019年10月24日、IoT(モノのインターネット)機器向けLinuxと製品の長期利用を支援するサービス「EM+PLS(イーエムプラス)」の提供を開始した。長期運用を前提とする産業機器メーカーに対して、長期間の脆弱性パッチ提供をはじめ、IoT機器の本物性を担保するトラストサービス、脆弱性検査ツールなどを提供する。

 EM+PLSは、「Bronze」「Silver」「Gold」の3種類のメニューを用意している。Bronzeは既に提供を開始。Silver、Goldは2020年1月からの提供予定だ。

 基本となるのは、IoT機器向けLinux OS「EMLinux」の提供だ。EMLinuxには、組み込み機器やIoT機器に必要なネットワークや、GUI用のソフトウェアパッケージを標準搭載しているため、メーカーは独自開発に注力できる。

 Bronzeでは、EMLinuxと10年間の「長期アップデートパッチ提供サービス」を提供する。OSの脆弱性に対してパッチを10年間提供するため長期間運用する産業機器に適している。

 Silverではさらに、IoT機器の認証情報を管理するトラストサービス「セキュアIoTプラットフォーム」が利用可能になり、なりすまし防止や安全なリモート更新機能が有効になる。

 Goldではこれらのサービスに加えて、脆弱性検査ツール「VDOO Vision」が利用可能になり、製品の脆弱性リスクを定期的に確認できる。

 対応ボードは、「Zynq UltraScale+ MPSoC 評価キット(ZCU102)」「RZ/G2E用 96 開発キット(EK874)」。今後、対応ボードの追加やEMLinuxの機能拡張を含め、段階的なアップグレードを予定している。

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