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使いやすさを重視した国産PLM、Node-REDで機能拡張の内製も容易製造ITニュース

NECは、東京都内で開催するユーザーイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」(2019年11月7〜8日)において、使いやすさを重視したPLM(Product Life cycle Management)ソリューション「Obbligato」第4世代の特徴を紹介した。

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 NECは、東京都内で開催するユーザーイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2019」(2019年11月7〜8日)において、使いやすさを重視したPLM(Product Life cycle Management)ソリューション「Obbligato」第4世代の特徴を紹介した。

 ObbligatoはBOM(Bill of Materials)やBOP(Bill of Process)の統合管理を強みとした国産PLM。20年以上にわたり「国内PLM市場でトップシェア」(NEC担当者)を誇り、これまでに950社を超える顧客に対しソリューションを提供している。また、同社グループでも活用が進められており、約1万7000人のグループ社員が同ソリューションを用いて業務を行っているという。

 2019年10月にリリースした第4世代Obbligatoでは、従来製品となる第3世代「Obbligato III」から、使いやすさとつながりやすさのさらなる向上を果たした。NEC担当者は「(Obbligato IIIまでは)多機能をウリにやってきたが、各機能で異なる画面を立ち上げる必要があるなど使いにくい部分もあった。第4世代Obbligatoでは機能ではなく業務フローベースのユーザーインタフェースとし、直観的な使いやすさを重視した」と説明する。


業務ナビゲータのユーザーインタフェース(クリックで拡大)

 第4世代Obbligatoで追加されたユーザーインタフェースの「業務ナビゲータ」は、マニュアルなしで直観的に使えることが特徴。開発部門や生産部門、営業部門など利用者ごとの業務フローに合わせたインタフェースがそれぞれ用意され、担当する業務プロセスに応じた情報の入力が容易になった。また、業務進捗やタスク状況などもグラフィカルに表示できる。

 システム拡張やカスタマイズへのニーズにも対応した。従来製品ではシステム拡張やカスタマイズに専用言語による開発を必要としていたが、第4世代ObbligatoはJavaScriptなどの開発言語やフローベース開発環境「Node-RED」をサポートし、開発生産性を向上させた。SIパートナーや顧客自身のIT部門で、プログラム追加やカスタマイズが容易となり、迅速なシステム立ち上げやエコシステム拡大が可能となる。

 同社担当者は、第4世代Obbligatoに対する反響について「ユーザーインタフェースの見た目が大きく変わったので、950社の既存ユーザーを始めとして良い反応を得られている。問い合わせも多くいただいており、大企業ではシステムのリプレース、中小企業では新規導入の動きが多いようだ」と述べた。

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