オーダーメイドなどでの衣料採寸に最適なIoTメジャーを発売:製造業IoT
富士通は、衣料採寸用IoTデバイス「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno」と、サイズ情報の記録アプリケーション「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno for Win」を発売した。
富士通は2019年9月19日、オーダーメイドなどでの衣料採寸用IoT(モノのインターネット)デバイス「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno(hakaruno)」と、計測したサイズ情報を記録するアプリケーション「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno for Win(hakarunoアプリ)」を発売した。
hakarunoで計測した後に、hakarunoアプリを通してWindowsアプリケーションに計測したサイズ情報をBluetoothで転送する。手作業での記録用紙や伝票へのサイズ情報の記入に代わり、自動で値入力が行える。
また、メジャーテープ裏面に印刷されたパターンを読み取ることで、1mm単位での計測が可能だ。さらに、メジャーテープを巻き戻さずに複数の箇所を連続して計測できるため、より素早い計測が行える。
hakarunoの価格は1台3万8000円で、2022年度末まで3万台の販売を目指す。hakarunoアプリはメジャー1台当たり月額500円で販売する(各税別)。今後はPCに加えてスマートフォン(iOS、Android)にも対応していく予定だ。
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