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軽量組み込みAI技術が「Cortex-M」に対応、産業機械や自動車、家電で活用可能に人工知能ニュース

エイシングは、組み込みAIの自律学習と予測を可能にする独自技術「DBT」を、Armの「Cortex-Mシリーズ」へ実装し、提供を開始した。産業機械や自動車、家電などの制御向けMCUへ、クラウドを介さないAIの組み込みが容易になる。

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Armの「Cortex-Mシリーズ」にDBTを実装 出典:エイシング

 エイシングは2019年9月10日、組み込みAI(人工知能)の自律学習と予測を可能にする同社の独自技術「DBT(Deep Binary Tree)」を、Armの「Cortex-Mシリーズ」へ実装し、提供を開始した。産業機械や自動車、家電などの制御向けMCUへ、クラウドを介さないAIの組み込みが容易になる。

 DBTは、高精度、軽量かつオンライン学習が特徴のAIアルゴリズムだ。クラウドを介することなく、エッジ側の限られたコンピュータリソース上でもリアルタイム学習と予測ができる。現在、高速処理を得意とする「DBT-HS(High Speed)」と、高精度の予測が可能な「DBT-HQ(High Quality)」の2種類を用意している。DBT-HSはμ秒単位の高速動作、DBT-HQはDBT-HSより50%高い精度が特徴だ。

 同社は既に、スマートフォンやタブレット端末など向けのプロセッサ「Cortex-Aシリーズ」へのDBTの実装に対応している。今回、産業機械や自動車、家電などの制御向けMCUのプロセッサコアであるCortex-Mシリーズへの実装を可能にしたことで、リアルタイム性を必要とする自動運転車や工場の生産ラインでも、GPUなど大規模なコンピュータリソースを利用することなく、軽量で高速の組み込みAIが可能になる。

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