ニュース
機械学習ソリューションに学習モデルを直感的に理解するための機能を追加:製造ITニュース
ブレインズテクノロジーは、業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」の主要機能「要因分析モジュール」に、ユーザーがより直感的に学習モデルを理解するための新機能を追加した。
ブレインズテクノロジーは2019年8月23日、業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」の主要機能「要因分析モジュール」に、ユーザーがより直感的に学習モデルを理解するための新機能を追加し、提供を開始した。新機能は「Impulse Cloud」にて機能限定で無償体験できる。
Impulseの要因分析モジュールは、検査工程や生産工程、インフラ設備運用で得たデータに検査結果を加えたCSVデータを入力、分析することで、不良や障害に寄与していそうな因子をランキング形式で取得できる。
今回新たに、「異常サンプルの類似度の可視化機能」「高次元データの特徴量の可視化機能」「不良要因分析機能」「良品、不良品ルールの書き下し機能」「データ可視化機能」の5つの機能を追加した。
異常サンプルの類似度の可視化機能を利用すると、不良発生パターンの候補をクラスターマップとして可視化し、発生原因別に対策を講じられる。また、良品、不良品ルールの書き下し機能では、良品を得るための制御パラメータの範囲などをIF-THEN-ELSEの形式で出力し、改善業務への活用が期待できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- オートモデリング機能によるセルフAIサービスを拡充
日本システムウエアは、IoT向けビッグデータ分析、予測サービス「Toami Analytics」に、業務特化型機械学習プラットフォーム「Impulse」のデータ分析エンジンを活用したセルフAIサービスメニューを追加した。 - 140社に採用された機械学習ソリューションで異常検知デモ、おやこのPLCは……?
ブレインズテクノロジーは、「第8回 IoT/M2M展 春」の三菱電機ブース内において、製造現場を中心に採用されている業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」を展示した。 - 良品データの学習のみで不良品を検出する工場検品用AI
NECは、工場の検品業務に対応する機械学習アプリケーション「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」の機能を強化した。OneClass分類アルゴリズムを導入し、良品データの学習のみで不良品を検出できる。 - 小さなことからコツコツと、現場発想のIoTを訴求するパナソニック
パナソニックは「第22回 機械要素技術展」(以下、M-Tech2018、2018年6月20〜22日、東京ビッグサイト)に出展し、現場発の簡単で手軽に効果の出るIoTソリューションを紹介した。 - 三菱重工航空エンジンがIoTデータ分析統一プラットフォームを導入
SAS Institute Japanは、三菱重工航空エンジンが、AI技術を活用したSASのIoTデータアナリティクスプラットフォームを導入したと発表した。一連の分析プロセスを単一のプラットフォームで実行し、業務の効率化・可視化に貢献する。 - AIで製造工程の作業スピード計測と分析を自動化
ABEJAシンガポールは、デンソーのオーストラリア・アジア地域の統括拠点であるデンソー・インターナショナル・アジアが保有する工場の業務効率化に向け、2018年内に協業を開始する。