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“暮らしアップデート”の基盤担うパナソニック電材事業、そのモノづくり力(後編)スマート工場最前線(2/4 ページ)

“暮らしアップデート業”を掲げるパナソニックだが、その基盤を担うと見られているのが電設資材事業である。後編では電路機器の中核工場であるパナソニックスイッチギアシステム 瀬戸工場のモノづくり力について紹介する。

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コンパクトブレーカーの徹底した自動化

 瀬戸工場では主に3つの工場革新で成果を出しているという。1つ目が、大量生産が可能なコンパクトブレーカーにおける一貫自動化である。

 コンパクトブレーカーは主にハートブロック、中仕切りブロック、電路Nブロックの3つのブロックで構成され、これらが合計30個の部品の組み合わせでできている。これらの3つのブロックをそれぞれ生産し、最終的に組み合わせることで完成となる。金属部材などいくつかの部材は購入しているものの、基本的には部材レベルから完成品まで一貫で生産できているという点が特徴である。

photophoto コンパクトブレーカー製造ラインで金属材料から製造を行う様子(左)と3つのブロックを組み立てて完成品化する様子(クリックで拡大)

 コンパクトブレーカーの製造工程は早くから自動化が進みつつあったが、3つのブロックの製造と組み立て、さらに各種検査までを一貫して自動化することに成功。合計で80台にも及ぶ製造装置を一貫して動作させ、1.1秒に1個の割合で製品を製造できる体制を整えた。

photophoto 各種試験工程も自動化が進んでいる(クリックで拡大)

 現状では14人の従業員が2交代体制で月産70万個の生産量を実現しているが、完全自動化を実現しているために需要動向によっては24時間稼働も可能である。完全自動化に成功したことで、製造リードタイムは従来が6週間だったのに対し1日まで縮めることができた。また仕掛かり在庫については10分の1に削減。一方で品質の1次歩留まりは99.7%となっており、品質も確保できているという。

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コンパクトブレーカーの一貫生産ラインにおける成果(クリックで拡大)出典:パナソニック

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