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卓上サイズの学習用図形描画ロボットを発売:ロボット開発ニュース
ヴイストンは、卓上サイズの学習用図形描画ロボット「ナノローバー」を発売した。プログラミングや数学などの学習ツールとしての活用を見込む。
ヴイストンは2019年7月25日、卓上サイズの学習用図形描画ロボット「ナノローバー」を発売した。価格は4万円(税別)。プログラミングや数学などの学習ツールとしての活用を見込む。
ナノローバーは、新たに開発された専用ソフトウェア「nanoRoverMath(ナノローバーマス)」に数式を直接入力することで、数式がそのままグラフとして紙面に描画される。ソフトウェア上で速度や加速度、移動距離などを指定して動作させることも可能だ。
筐体にエンコーダー付きギヤードモーターを内蔵し、描画用のペンを保持する部分にはペンのアップダウン機構を装備。nanoRoverMath以外に、「Arduino IDE」を用いたプログラム開発及びROSデバイスとしての制御にも対応している。通信方式はUSB、Wi-Fi、Bluetoothに対応する。
サイズは66×69×95mmで、重量は電池搭載時で約169g。単3アルカリ乾電池2本もしくは単3Ni-MH充電池2本で駆動する。
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