ニュース
Web上で学べる、初心者向けロボットプログラミング学習ツールを無償配布:ロボット開発ニュース
ヴイストンは、Web上でロボットプログラミングが学べる無償の学習ツール「プログラムランド」をリリースした。HTML5に対応したブラウザであれば、PC、スマートフォン、タブレットなどさまざまなプラットフォームで利用できる。
ヴイストンは2018年12月14日、Web上でロボットプログラミングが学べる無償の学習ツール「プログラムランド」をリリースした。小学校のプログラミング授業をはじめ、プログラミング初心者の学習を支援する。
プログラムランドは、ブロックを並べる直感的な操作でロボットのプログラミングを行える。目的地までの移動やライントレースなど、各ステージに設定された課題を達成していくことで、楽しみながらプログラミングを学ぶことが可能だ。
また、同社の教材用ロボット「ビュートレーサー」「ビュートローバー(ARM、H8)」用のプログラムを出力できる。作成したプログラムを変換して、ロボット実機にリンクさせることも可能だ。実際のロボットへの書き込みや、ブロック形式とフローチャート形式の比較学習なども行える。
HTML5に対応したブラウザであれば、PC、スマートフォン、タブレットなどさまざまなプラットフォームで利用できる。ほぼ全ての機能がブラウザ上で完結しているので、アプリケーションのインストールやアップデートは必要ない。なお、iOSでは、作成したプログラムの保存や読み込みはできない。
新学習指導要領で小学校でのプログラミング教育が必修になったことを受けて、同社では、小学校3年生以上を想定した授業用資料や、講師向けの指導要領も配布している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ロボット開発で注目される「ROS」(Robot Operating System)とは何か
ロボットの話題を聞くことが増えたが、判断と制御、駆動を備えたロボットを作るのはかなり骨が折れる。その負担を軽減するフレームワークが「ROS」(Robot Operating System)だ。 - ロボットに使われる分散処理、なぜ「ROS」が好まれるのか
ロボットの制御には集中管理よりも分散処理の方が都合が良く、さまざまなものが登場しているが、その中で一番有名なのが「ROS(Robot Operating System)」である。ではなぜROSが有名なのか。 - ROSを使う手順、パッケージとシミュレータの活用
ロボット開発に有用とされるROSだが、習得には対応ロボットを入手した方が手っ取り早い。利用開始までの手順と、併用したいツールやデバッガも紹介する。 - Webブラウザではじめるフィジカルコンピューティング――Scratch 2.0とは?
電子回路が苦手な人のためのフィジカルコンピューティング入門。Webブラウザだけでプログラム開発から実行まで行える「Scratch 2.0」を用い、センサーの接続や外部デバイスのコントロールに挑戦する! フィジカルな世界とつながるプログラミングを体験することで、今までにない発想がひらめくかも!? 第1回は、Scratch 2.0の特徴と開発環境について説明する。 - Scratchで「簡易オシロスコープ」を作ろう!
Webブラウザだけでプログラム開発から実行まで行える「Scratch 2.0」を用い、センサーの接続や外部デバイスのコントロールに挑戦! 今回は、PCのマイク端子に入力された音量の大きさをグラフ表示する「簡易オシロスコープ」を作成する。 - 圧電スピーカを利用した即席「ドラムパッド」を作ろう
Webブラウザだけでプログラム開発から実行まで行える「Scratch 2.0」を用い、センサーの接続や外部デバイスのコントロールに挑戦! 今回は、振動センサーの代わりに圧電スピーカを利用した即席の“ドラムパッド”を作り、たたいたときの振動を計測する。