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作業現場の安全性向上ソリューションにエントリーモデルが登場:製造ITニュース
日鉄ソリューションズは、熱中症対策など作業現場の安全性を向上させるソリューション「安全見守りくん」の機能限定版をエントリーモデルとして発売する。
日鉄ソリューションズは2019年7月10日、熱中症対策など作業現場の安全性を向上させるソリューション「安全見守りくん」の機能限定版を、エントリーモデルとして同月より発売すると発表した。動作検証済端末は、AquosR2、R3、sense2、およびTOUGHPAD、iPhoneで、価格は30ユーザーで月額12万円から(別途初期費用などが必要)。
安全見守りくんは2017年より提供開始。作業者の状態や付近の環境状態をセンシングすることで事故を未然に防止したり、熱中症や転倒転落などのさまざまな異常の発生を迅速に把握したりすることなどが可能になるソリューションだ。
今回提供するエントリーモデルは、位置情報把握、動態推定、バイタル情報取得の基本機能のみを搭載。また、標準稼働環境にはクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用することで、システム導入の手軽さとシステム立ち上げまでの期間短縮を可能にした。
また、正式導入前に試用と効果確認ができる1カ月間のトライアルパックも用意した。
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