組み込みコンピュータとEtherCATカードに加えソフトも、PFUがパッケージ提案:産業オープンネット展2019
PFUは、「産業オープンネット展2019 東京」に初出展し、組み込みコンピュータとEtherCATカード、OS、SDK(ソフトウェア開発キット)などをパッケージにした提案を紹介した。
PFUは、「産業オープンネット展2019 東京」(2019年7月30日、大田区産業プラザPiO)に初出展し、組み込みコンピュータとEtherCATカード、OS、SDK(ソフトウェア開発キット)などをパッケージにした提案を紹介した。
同社は2016年10月から、専用チップをカード側に搭載することでPC側のCPU負荷を大幅に軽減できるEtherCATカードを展開している。同カードは、EtherCATで機器制御を行うためのアプリケーションを開発するためのSDKも無償で提供しており、添付のサンプルアプリケーションだけでもEtherCATの制御を試すことが可能だ。
2018年9月からは、EtherCATカードとPFUが実績を積み重ねてきた組み込みコンピュータを組み合わせたセットモデルの販売も始めている。組み込みコンピュータのOSは、Winodwsだけでなく、CentOSをはじめとする各種Linuxディストリビューションに対応しており、EtherCATカード、OS、SDK、関連ソフトウェアを組み込んだ状態で顧客に提供することで「EtherCATのスムーズな導入が可能になる」(PFUの説明員)という。
展示では、EtherCATカードを搭載する小型組み込みコンピュータ「AR2100」でサーボモーターの動作を制御するデモを披露。リング接続したEtherCATケーブルの一方が外れた状態(信号灯の警告ランプが点灯する)でも、サーボモーターの動作は問題なく継続できていた。この他、触覚センサーを用いたサーボモーターの回転速度を自在に制御できる様子も示してみせた。
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