ディープラーニングのG検定2019 #2の結果発表――合格者3672人、合格率は71.4%:キャリアニュース
日本ディープラーニング協会が、ジェネラリスト検定「JDLA Deep Learning for GENERAL 2019 #2」の結果を発表した。ディープラーニングを事業に生かすための知識を有しているかを検定するもので、受験者5143人のうち、3672人が合格した。
日本ディープラーニング協会(JDLA)は2019年7月16日、ジェネラリスト検定「JDLA Deep Learning for GENERAL 2019 #2(G検定)」の結果を発表した。
JDLAでは、ジェネラリストを「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」と定義している。G検定は、ディープラーニングを事業に生かすための知識を有しているかを検定するもので、同年7月6日に実施された。
今回で5回目の実施となるG検定2019 #2の申込者数は5387人で、受験者数は5143人だった。そのうち3672人が合格し、合格率は71.4%となっている。今回の検定で、累計申込者数が1万5220人、累計受験者数1万4695人、累計合格者数は9871人となった。
幅広い年代、業種、役職の人が受験
受験者を年代別に見ると、今回の受験者の年齢層は10代から70代にわたっている。受験者数が最も多い年代は「30代」で1645人(31.99%)。2位が「20代」で1398人(27.18%)だった。30代と20代で受験者全体の約59.2%を占めている。
業種別では、最も多い「情報処理、提供サービス業」が1404人(27.30%)、次いで「ソフトウェア業」が1132人(22.01%)となっており、全体の約49.3%を占めている。その他、「製造業」「運輸、通信業」「金融、保険業、不動産業」「学生」など幅広い属性の人が受験していた。
役職別に見ると、「一般社員級」(2387人、46.41%)や「係長、主任級」(1137人、22.11%)が多かった。また、「課長級」(684人、13.30%)、「部長級」(300人、5.83%)、「役員、経営者級」(167人、3.25%)と、課長職以上が全体の約22.4%を占めるなど、役職もさまざまだった。
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