ニュース
タピオカミルクティーの材料コストが51円に!? 自家製生タピオカを提案:FOOMA JAPAN 2019
不二精機は、「FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)」(2019年7月9〜12日、東京ビッグサイト)において、急激に市場を拡大しているタピオカミルクティーに用いる生タピオカを簡単に作る手法を提案した。
不二精機は、「FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)」(2019年7月9〜12日、東京ビッグサイト)において、急激に市場を拡大しているタピオカミルクティーに用いる生タピオカを自家製で簡単に作る手法を提案した。
同社が提案する生タピオカ作りの手法は「小型パスタ機II MPC」を用いる。タピオカ粉を投入してミキシングしてから、お湯で溶かした黒糖を沸騰したまま投入して再度ミキシングし、その後押し出しとカットを行うだけで黒糖入りの生タピオカが完成するという“誰でも作れる”簡単なプロセスだ。生タピオカの大きさや形状、つるつる、ざらざらといった食感まで自由に調整できるという。
自家製の生タピオカにより、コストメリットと味のクオリティーを実現できるとする。同社による試算では、タピオカミルクティー1杯当たりの材料コストは、カップとストローで14円、氷で1円、ミルクティーで30円、タピオカで6円、合計51円で済む。なお、小型パスタ機IIのコストとしては、参考リース料金として月額3万円(6年リース料金、麺カッター仕様)を挙げていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自動化進む食料品製造業、労働災害は製造業全体の約3割を占める
総菜製造にかかわる展示会「SOUZAI JAPAN」(2018年9月26日〜28日、東京ビッグサイト)のセミナーで「食料品製造業の労働安全対策」と題して厚生労働省 労働基準局 安全衛生部 安全課の松下高志氏が講演した。 - 国内AIベンチャーに有望株、パスタ盛り付けや再生医療細胞の品質管理などを支援
NEDOは2018年8月8日、政府の「人工知能技術戦略」に基づくAIベンチャー支援事業の一環として、全国30件の応募からコンテスト形式で選定した6件の研究テーマを採択したと発表した。採択が決定した各委託予定先のベンチャー企業は、2018〜2019年度まで最大2年間の研究開発を実施する。 - ブロンコビリーはなぜロボットを導入したのか「より良いもの求めて常に試行錯誤」
ステーキレストランチェーンのブロンコビリーは、店舗内でのバッシング(食器の片付け)やサラダバーの補充といった業務の支援を目的にロボットを導入した。同社はなぜロボットを導入したのか、担当者に聞いた。 - パナソニックが中国最大の火鍋チェーンの厨房を自動化も「まだ序章にすぎない」
パナソニック コネクティッドソリューションズ社は、中国を中心に火鍋チェーンを展開する海底撈(ハイディーラオインターナショナル)が2018年10月28日にオープンする「北京自動化1号店」に、来店客が注文した火鍋の食材が載った皿をロボットが自動で取り出して並べる「自動おかず倉庫」を導入すると発表した。 - アルバイトでも協働ロボットの作業変更が可能、オムロンの「TMシリーズ」
オムロンは、「FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)」において、食品製造における協働ロボットの活用をイメージしたデモンストレーションを披露した。 - AI外観検査支援サービスを切り口に、日立が食品製造業のデジタル化を提案
日立製作所は、「FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)」において、食品製造をはじめさまざまな分野に適用可能な「AI外観検査支援サービス」を展示。併せて、食品分野向けのデジタルソリューションも提案した。