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どうして地下鉄のホームにLiDARがあるのか、東京メトロに聞いてきたオートモーティブメルマガ 編集後記

インフラの世界ってぜいたくだな、というのが正直な感想です。

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この記事は、2019年5月22日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


どうして地下鉄のホームにLiDARがあるのか、東京メトロに聞いてきた

 1カ月前の編集後記で、地下鉄のホームにLiDAR(Light Detection and Ranging、ライダー)がいっぱいあった! というエピソードを書きました(※)

(※)関連記事:地下鉄のホームに現れたLiDAR

 ある日、ぼんやりしながら歩いていた筆者は、地下鉄のホームの天井からLiDARがぶら下がっていることに気付きました。自動車業界を取材する立場からすると、LiDARは高価なセンサーです。欧州プレミアムブランドのフラグシップセダンでも1個使うかどうかですし、別の日系自動車メーカーからは「(高価すぎて)今のシステムには必要ない」とも言われてしまう存在です。

 そんなLiDARが、地下鉄のホームでたくさん使われており、中にはLiDARを3個重ねて設置している場所もありました。監視カメラの代わりなのか、人がちゃんと乗り込んだかどうかをセンシングしているのか、LiDARよりもカメラの方が情報量が多いのではないか、とても不思議でした。それからというもの、地下鉄に乗るたびに「この駅にLiDARはあるか、いや、ない」と探していましたが、ない駅の方が多いのです。

 先日、東京メトロの方々にLiDARの使い道について教えていただくチャンスがありました。1番大きな目的は、ホームドアの早期設置なのだそうです。

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