パラレルリンクロボやポカヨケシステムも、“組み上手”で価値提案進める三菱電機:ハノーバーメッセ2019(1/2 ページ)
三菱電機は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、現地でのパートナーシップを生かしたさまざまなソリューション提案を披露。以前から提案を進めている「ポカヨケシステム」やパラレルリンクロボットなど、欧州でのパートナーシップを生かしたさまざまなソリューション提案を披露した。
三菱電機は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、現地でのパートナーシップを生かしたさまざまなソリューション提案を披露。以前から提案を進めている「ポカヨケシステム」やパラレルリンクロボットなど、欧州でのパートナーシップを生かしたさまざまなソリューション提案を披露した。
欧州でパートナーシップを有効活用する三菱電機
三菱電機は欧州でさまざまなパートナーシップによるソリューションを展開。協業の成果として初めて披露したのが、オランダのCodian Roboticsとの協業で実現したパラレルリンクロボットシステムである。これは、サーボモーターとロボットコントローラーを三菱電機が提供して実現したもので、ピック&プレース用として欧州では提案を進めているとしている。
三菱電機ヨーロッパのストラテジックプランニング&セールスオペレーション部門マネジャーの原啓氏は「ロボットは基本的には半完成品であるのでカスタマイズが必須の商材である。三菱電機としてラインアップにないものや現地の独自需要を捉える必要性があるものなどは現地メーカーと組むことが重要だ」と述べている。
欧州でのパートナーシップという意味では、ドイツのSCHAEFFLER(シェフラー)との関係強化も進んでいる。以前から「簡単見える化ソリューション」など共同での展開を進めてきたが、ハノーバーメッセ2019では新たに三菱電機の「e-F@ctory Alliance」ネットワークに参加し、グローバルな戦略的パートナーシップを結んだことを発表。機械や工場の情報をより容易に上位システムに融合し、スマートファクトリー化を進めていく方針を示している。
ブース展示でも、以前から取り組むシンプルIoT異常監視パッケージを拡張したソリューションなどを紹介。シェフラーのスマート振動センサーによりモーターの振動情報を監視し、その情報をHMIで表示するとともに、一部BIツールと組み合わせることで、遠隔地でもモバイルデバイスを通じて確認可能とする他、さまざまな形で可視化できるソリューションを紹介した※)。
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