日米欧、新旧、ハイパワーと電動車、サンノゼのクルマ社会の多様性
米国はとても広くて、いろいろな人が暮らしている。街ゆくクルマを眺めていて、そんな当たり前のことをひしひしと感じました。2019年は1月にラスベガス、3月はサンノゼに行きました。ちょっとしたジェット族気分です。2018年1月のCESが初めての単独海外渡航で緊張し通しだったのに比べると、ずいぶんと海外に行くことに慣れたなあと我ながら思います。
ラスベガスとサンノゼは600kmほどしか離れていませんが、かたやシンシティー、かたやシリコンバレーですから、まったく雰囲気の違う街でした。ちなみにサンノゼ出張中は、9割がたの食事がおいしかったのが衝撃です。おいしいものを食べると街への好感度が一気に高まりますね。
サンフランシスコ国際空港に到着すると、メルセデスベンツ「Eクラス」の先代モデルがお迎えに。派手で色気のある現行モデルに比べると、先代Eクラスは武骨で、質実剛健な「人を快適に運ぶ道具」という感じがしました。Eクラスに運ばれてサンノゼまでの高速道路を走り始めると、「ああ、米国に来たなあ」と実感します。それは別に大きなSUVやピックアップが走っているだけが理由ではありません。日本よりも速いクルマの流れ、ほこりっぽいクルマが多いことなどから、外国に来たのだと強く感じます。
関連記事
- ≫過去の編集後記
- 中高生向けの自動運転車の開発、99ドルのボードで「AIの可能性を知って」
NVIDIAがユーザーイベント「GTC 2019」(2019年3月19〜21日、米国カリフォルニア州サンノゼ)で発売を発表した組み込みAI(人工知能)の開発者キット「Jetson NANO」。使い道にひときわ関心を寄せたのは、子どもを持つGTC参加者たちだ。 - トヨタ子会社TRI-ADがNVIDIAを全面採用、シミュレーションから車載コンピュータまで
NVIDIAは2019年3月18日(現地時間)、ユーザーイベント「GTC 2019」(2019年3月19〜21日)において、トヨタ自動車、デンソー、アイシン精機の共同出資会社であるToyota Research Institute Advanced Development(TRI-AD)との協業範囲を拡大すると発表した。自動運転AIの学習、クラウドベースの走行シミュレーションによる検証から開発用車載コンピュータまで、エンドツーエンドでNVIDIAの技術、製品を採用する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.