仕事に関する学習――70%が「取り組んだことがある」:キャリアニュース
「エン転職」が「社会人の学習習慣」についてのアンケート調査結果を発表した。仕事に関する学習に「取り組んだことがある」と70%が回答し、学習をしたことで「自分に自信が持てた」「仕事の幅が広がった」と考えていることが分かった。
エン・ジャパンが運営する転職支援サービス「エン転職」は、2019年3月12日、「社会人の学習習慣」についてのアンケート調査結果を発表した。
この調査は同サイトの利用者を対象としたもので、1万2017人から回答を得た。
初めに、これまで仕事に関連した知識やスキルの学習に取り組んだことがあるかを尋ねた。その結果、「取り組んだことがある」と70%が回答した。
次に、「取り組んだことがある」と回答した人に、実際に学習に取り組んでいる知識やスキルについて尋ねた。最も多かった回答は「資格取得に必要な専門知識、スキル」(43%)だった。2位はわずかな差で「職務にひもづく専門知識、スキル」(42%)、3位は「Excel、Word、PowerPointなどのPCスキル」(32%)となっている。
知識やスキルをどんな方法で学習しているかについては、「読書」(45%)が最も多かった。続いて、「インターネットなどでの調査」(30%)、「専門誌、新聞の購読」「社外の勉強会、セミナーなどの受講」(同率23%)となっている。
1週間の平均学習時間は、「週に1〜3時間未満」(61%)が最も多く、次いで「週に3〜5時間未満」(22%)という結果だった。
学習したことにより「自分に自信が持てた」
学習したことで、仕事上良い変化があったかを尋ねたところ、上位3位は「自分に自信が持てた」(38%)、「仕事の幅が広がった」(36%)、「仕事の精度が上がった」(28%)だった。「職場の人との会話や部下に説明する際、自信を持って話せた」「業務スピードが上がり、多くの仕事を任されるようになった」などの意見が寄せられている。
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