CorelCADの最新バージョン、作図設計機能を強化:CADニュース
コーレルは、CADソフトウェア「CorelCAD」の最新バージョン「CorelCAD 2019」を発売した。WindowsおよびmacOSに対応し、2D作図ツールと3D設計ツールを備え、テクニカルデザインに求められる細かい要素の作図ができる。
コーレルは2019年2月14日、CADソフトウェア「CorelCAD」の最新バージョン「CorelCAD 2019」を発売した。ダウンロード版はCorelCAD 2019が6万9000円、アップグレード版が3万4000円、アカデミック版が6900円(すべて税別)。企業や官公庁、教育機関を対象としたボリュームライセンスプログラムは製品ページで詳細を公開している。
同製品はWindowsおよびmacOS対応の汎用CADソフトウェア。2D作図ツールと3D設計ツールを備え、テクニカルデザインに求められる細かい要素の作図に対応する。
新機能として、3Dソリッドオブジェクトや境界領域を直感的に修正する押し出し機能を搭載した。FaceやLoopオプションの「エッジを面取り」を適用して3Dソリッドオブジェクトを斜角化することができる。
また、2D製図ツールとしてカスタムブロックを追加した。寸法や外観を迅速に変更できるルールや制限を定義してブロックを描画の挿入に使用できる。UI(ユーザーインタフェース)内から直接アクセスできる画層マネージャ機能も搭載し、描画UIを離れず画層コントロールに容易にアクセスできる。画層を単一の保存先にまとめる新機能「画層をマージ」も新たに追加した。
ステレオリソグラフィ(.STL)ファイルのインポートにも対応しており、プロジェクトの共有とコラボレーションを強化した。既製の3Dデザインを操作したり、3Dソリッドオブジェクトをデザインに挿入したりできる。さらに、.STLエクスポートを使用して3D印刷と出力接続に対応する。
プレビューの強化と選択の強調表示により、オブジェクトを正確に並べて選択できるようにした。色付きの強調表示を選択すると、選択した要素と移動した要素を簡単に区別できる。オブジェクトを巡回して、他のオブジェクトの近くにあるオブジェクトや、他のオブジェクトの上にあるオブジェクトなどを選択可能だ。
さらに、連続動作やロールを拘束しないインタラクティブな表示、回転テクノロジー(水平および垂直)を含むRollView オプションを新たに追加。最新のAutoCADのファイル形式にも対応した。
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