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PDFの図面、どんな形式でもCADデータ変換できる「VectorMasterPremium」:CADニュース
システムズナカシマは、PDFの図面をCADデータに変換するシステム「VectorMasterPremium」を発売した。どんな種類のPDFでもCADデータに変換可能で、これまで複数必要だったシステムを統一でき、導入コストも抑えられる。
システムズナカシマは2018年8月6日、PDF化された図面をCADデータに変換するシステム「VectorMasterPremium」を発売した。価格は1ライセンス9万8000円(税別)で、初年度に500社、1000ライセンスの販売を目指す。
VectorMasterPremiumは、紙の図面や図面をスキャンして作成したラスターPDFや、CADからPDF生成ソフトを利用して作成したベクターPDFなどをCADデータに変換するシステム。どんな種類のPDFでも1つのシステムでCADデータに変換可能で、これまで図面の種類によって複数必要だったシステムを統一でき、導入コストも抑えられる。
紙図面からの変換は、スキャナーで取り込むだけの簡単操作で、PDFデータはデータ上で右クリックすれば直接CADデータに変換できる。複数ページのPDFデータにも対応可能で、CAD機能を搭載しているため変換後の修正作業もできる。さらに、DXF、DWG、JWW、JWC、SFC、P21、PCSXなど、複数のCADデータ形式の入出力に対応する。
なお、VectorMasterPremiumのWebページでは、同システムの体験版や無料のCAD変換トライアル(1社1回)も提供している。
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