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高い洗浄消毒性能と利便性に優れた内視鏡洗浄消毒装置を発売:医療機器ニュース
オリンパスは、高い洗浄消毒性能に加え、使いやすさを追求した内視鏡洗浄消毒装置「OER-5」を発売した。従来品の基本仕様や性能を踏襲しつつ、ユーザビリティを高めた。
オリンパスは2019年2月15日、高い洗浄消毒性能に加え、使いやすさを追求した内視鏡洗浄消毒装置「OER-5」を発売した。従来品の基本仕様や性能を踏襲しながら、ユーザビリティを高めた。
使い勝手の良さを追求し、煩雑な作業を低減する機能や履歴管理機能などを搭載する。従来品は、2本の内視鏡を同時洗浄する際、コネクター部を横に並べてセットする必要があった。OER-5は、コネクター部の洗浄槽を深くして縦に重ねて置くことができ、より迅速で快適に洗浄消毒作業ができる。洗浄槽の容積は従来品と同様で、水の使用量は変わらない。
また、水フィルターの交換、消毒薬の濃度チェックを簡便にし、煩雑な作業を低減。洗浄消毒後の内視鏡に水道水の雑菌が付くことを防ぐ水フィルターの交換には専用の工具が必要だったが、OER-5はワンタッチで交換可能。屈んだ姿勢で行っていた消毒薬の濃度チェックも立ったままできる。
さらに、USBによるデータ排出ができ、医療従事者向け会員制サイト「メディカルタウン」から専用ソフト「EndoTrace」をダウンロードすると、履歴管理が病院内のPCでできる。
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