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外科手術用エネルギーデバイスのラインアップを拡充:医療機器ニュース
オリンパスは、内視鏡外科手術や開腹手術で血管封止や組織の切開・剥離などに使用するエネルギーデバイス「サンダービート」のラインアップを拡充、開腹手術用の「サンダービート ファインジョー」を国内で発売した。
オリンパスは2016年4月6日、内視鏡外科手術や開腹手術において血管封止や組織の切開・剥離(はくり)などに使用するエネルギーデバイス「サンダービート」のラインアップを拡充すると発表。同年4月8日から、開腹手術用「サンダービート ファインジョー」の国内販売を開始した。消化器領域などの一般外科手術全般向けとなっている。
サンダービートシリーズは、超音波振動エネルギーとバイポーラエネルギーの2種類のエネルギーを同時に出力することにより、迅速な切開性能と高い血管封止性能を併せ持つ外科手術用デバイスだ。また、バイポーラエネルギーの単独出力による止血操作、組織の把持や剥離といった手術操作が1本でできるため、手術時間の短縮につながるという。
今回発売されるファインジョーは、より精緻な手術ができるように小型・軽量化を追求し、繊細な先端形状と握りやすい小型ハンドルを採用した。システム本体の「サージカル ティシュー マネジメント システム」「高周波焼灼電源装置 ESG-400」と組み合わせて使用する。
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