マシンの制御情報を迅速な業務決定に活用できるコントローラー:FAニュース
ロックウェル・オートメーションは、Logix制御とWindowsベースのコンピューティングを単一のプラットフォームに統合した「CompactLogix 5480コントローラー」を発表した。マシンの制御情報を、迅速な業務意思決定に活用できる。
ロックウェル・オートメーションは2019年2月4日、最大150軸のモーションをサポートするコントローラーCompactLogix 5480」を発表した。Logix制御エンジンとMicrosoft Windows 10 IoT Enterpriseオペレーティングシステムを単一のプラットフォームに統合しており、そのソースでマシンの制御情報を見ることができる。
同コントローラーは、リアルタイムデータをマシンレベルで収集し、待ち時間の削減に貢献する。集めたデータを有用な情報として示すため、作業者は迅速に業務意思を決定して問題を改善できる。これにより、人とプロセス、技術をつなぐコネクテッドエンタープライズでの生産性が向上する。
制御情報以外の情報は、企業の基幹ネットワークやクラウドに送ることができる。Windowsアプリケーションはオンプレミスで実行可能で、工業や現場に別のPCを設置する必要性を減らし、マシンの設置面積縮小につながる。
最大150軸のモーションをサポートする他、簡単な構造と設置面積の少なさから、大型製品の包装・加工、印刷用途に適している。また、スキャンタイムの実行とモーションループの更新が速く、マシンのスループットを向上する。
また、ユーザーの認証と承認、ロールベースのアクセス、デジタル署名付きの暗号化など、さまざまなセキュリティ機能を備える。Windows OSは、制御エンジンとは別に独立した形で実行され、OSが中断してもマシンやライン制御がOSの影響を受けることはない。
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