ニュース
VRでフォークリフトの接触事故を体験、安全教育ソリューション第1弾として:VRニュース
ビーライズは、VRを利用した安全教育ソリューション第1弾としてフォークリフト「接触事故編」を発表した。HMDを装着して実際にフォークリフト操縦者となり、接触事故を体験することで事故防止教育を行える。
ビーライズは2019年1月31日、VR(仮想現実)を利用した安全教育ソリューション「VR安全シミュレータ」シリーズの第1弾として、フォークリフトの「接触事故編」を発表した。正規総販売代理店のサイバネットシステムが販売を手掛ける。
接触事故編は、HMD(頭部装着ディスプレイ)を装着した状態でハンドルコントローラーを操作することで、実際にフォークリフト操縦者となり、接触事故を体験し、事故防止に向けての教育を行う。
座学中心の安全教育では労働災害の減少につながらないため、VRを用いた安全教育は大手企業を中心に開発が進められてきた。普及台数の多さと免許取得が容易なことからフォークリフトによる重大事故は少なくない。そのため、企業規模を問わず利用できるパッケージ版を開発した。今後は「転倒事故編」や「挟まれ、巻き込まれ事故編」などを展開する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 最高水準の画質を競合製品の半額で、JDIがVRで攻勢
ジャパンディスプレイ(JDI)は、「第27回 3D&バーチャルリアリティ展(2019年2月6日〜8日、東京ビッグサイト)」で、企業ユーザー向けVR(仮想現実)ヘッドマウントディスプレイ「VRM-100」を紹介した。同社は高画質なVRコンテンツの体験と開発を可能とした製品づくりと戦略的な価格設定でVR市場に攻勢をかけている。 - VR空間内で部品を動かせる、「DIPRO VR」は組立検討に最適
デジタルプロセス(DIPRO)は、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」において、自動車1台分のフルアセンブリデータをVR空間内に再現できる製造業向けのVRソリューション「DIPRO VR」を紹介した。 - VR空間内で部品を動かせる、「DIPRO VR」は組立検討に最適
デジタルプロセス(DIPRO)は、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」において、自動車1台分のフルアセンブリデータをVR空間内に再現できる製造業向けのVRソリューション「DIPRO VR」を紹介した。 - 天気予報も視界の中に表示、フルカラー対応光学シースルーARスマートグラスを発売
Vuzix Corporationは、フルカラー対応の光学シースルースマートグラス「Vuzix Blade ARスマートグラス」を2019年上半期から一般販売する。天気予報を自分の視界に重ねて表示するなど、スマートグラス単体で直接アプリケーションを利用できる。 - デルがVRとの統合を視野に入れたソフトウェアやPCの新製品を発表
デルが、機能を強化したPCの新製品とソフトウェアについて発表した。近接センサー搭載モデルやDolby Visionサポートモデルをはじめ、PCとスマートフォンの統合機能が強化されている。将来的にはVR機能も統合する予定だ。