複合機とITサービスの統合プラットフォーム、新規アプリケーションが登場:製造ITニュース
コニカミノルタジャパンは、同社のシステム基盤「Workplace Hub プラットフォーム」で利用可能な4つのアプリケーションについて発表した。従量課金への対応により、導入企業のコスト最適化に貢献する。
コニカミノルタジャパンは2019年1月21日、同社のシステム基盤「Workplace Hub プラットフォーム」で利用可能な、4つのアプリケーションについて発表した。同年4月から提供開始する。
Workplace Hub プラットフォームは、コニカミノルタジャパンが独自で開発、提供する複合機とITサービスを統合したシステム基盤だ。今回、同基盤で以下の4つのアプリケーションが利用可能になった。
Skyの「SKYSEA Client View」は、IT資産管理や多層防御機能などを備える。Workplace Hub プラットフォームで稼働することにより従量課金に対応し、例えば故障の端末が課金から除外されるなど、コストを最適化する。
ソリトンシステムズの「Soliton CloudConnector」は、社内のActive Directoryとクラウドサービスの認証情報を連携させることで、安全かつ簡便にクラウドサービスが利用可能になる。Workplace Hub プラットフォーム対応によって、初期投資を抑え、利用者数に応じた従量課金となるため、運用コストが最適化される。
同じくソリトンシステムズの「NetAttest EPS Cloud」は、無線LANに接続する際に、電子証明書を使った認証方法を適用することで、より高度なセキュリティ環境を柔軟に運用できる。運用の容易性を追求したことから、これまで導入が困難だった中小企業も容易に利用可能だ。Workplace Hub プラットフォームへの対応により、電子証明書を利用したユーザー数に応じての課金など、柔軟に運用できる。
デジタルインサイトテクノロジーの「Smart Info Search Lite」は、社内に散在するNAS(Network Attached Storage)で保管されているファイルにタグ付けする機能や検索時に拡大表示する機能を持つ。これにより、ファイルを簡単に検索して、必要な情報を迅速に得られる。検索回数などに応じた従量課金に対応することで、コスト圧縮につながる。
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