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品質不正問題は効率化との一挙両得で解決すべしモノづくり総合版メルマガ 編集後記

「ピンチはチャンス」だと前向きに考えたいところです。

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 この記事は、2018年8月23日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

品質不正問題は効率化との一挙両得で解決すべし

 製造業における品質不正問題は2018年も後半に入った今でもとどまる気配を見せていません。2018年8月9日には新たにスズキとマツダ、ヤマハ発動機の3社で、排ガス検査における検査不備があったという謝罪会見がありました※)。2017年から続く一連の不正問題では日本のモノづくりへの信頼を大きく毀損(きそん)し、今後に向けた大きな損失になるのは間違いありません。

※)関連記事:「検査員の運転スキル」が頼りの完成検査、ヒト依存から脱却へ

 当然一連の問題の中には、ごまかす意図がある悪意のあるものや、販売時のスペックに達していないものを結果として販売していたような悪質なケースがあり、こうしたケースは強く非難されるべき問題だと考えます。ただ、一連の不正問題を見ていて、大半のケースが「当事者たちは問題ないと思っていた」ということをとても興味深く感じました。

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