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クーラントタンク内のスラッジを99%以上回収できるシステムを開発:FAニュース
DMG森精機は、クーラントタンク内のスラッジ回収システム「Zero Sludge Coolant Tank」を開発した。タンク内を複数ノズルで攪拌(かくはん)することで、99%以上の鋳物スラッジを回収できる。
DMG森精機は2018年5月10日、クーラントタンク内のスラッジ回収システム「Zero Sludge Coolant Tank」を発表した。搭載機種は、立形マシニングセンタ「NVX 5000 2nd Generation」シリーズ、横形マシニングセンタ「NHX 4000 / 5000 3rd Generation」「NHX 5500 / 6300 2nd Generation」となる。
Zero Sludge Coolant Tankは、ユーザーから要望の多かった「効率的な切りくず処理」を実現するために開発された、クーラントタンク内の微細なスラッジを高効率に回収するシステムだ。複数のノズルをクーラントタンク内に配置することで最適なクーラントの流れを形成し、微細なスラッジを高精度サイクロンフィルターで高効率に回収できる技術を採用した。
これまでクーラントタンク内に堆積して回収が困難だったスラッジを複数のノズルで攪拌することで、99%以上の鋳物スラッジを回収できる。クーラントタンク内の清掃作業の低減、配管やクーラントノズル詰まりやポンプの能力低下の防止、クーラント寿命延長の効果が期待できる。
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