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日産「リーフ」の使用済みバッテリーが外灯に、福島県浪江町から設置開始:電気自動車
日産自動車は、電気自動車「リーフ」の使用済みバッテリーを再利用した外灯を開発し、設置していくプロジェクト「THE REBORN LIGHT」を開始する。
日産自動車は2018年3月22日、電気自動車「リーフ」の使用済みバッテリーを再利用した外灯を開発し、設置していくプロジェクト「THE REBORN LIGHT」を開始すると発表した。
日産自動車子会社で車載用リチウムイオン電池の二次利用などに取り組むフォーアールエナジーが福島県浪江町にバッテリー再生工場を同年3月26日に開所。同工場で開発した外灯の試験点灯を行い、2018年度から浪江町で順次設置していく。
浪江町は、2011年の東日本大震災からの復興を進める一環で、明かりを必要とする町内の各所に開発した外灯を設置する。浪江町以外にも、都市部で停電時の屋外の明かりとして使用したり、送電インフラが維持できない地域での外灯として設置したりすることも視野に入れている。
開発した外灯は、ソーラーパネルで発電してリーフの使用済みバッテリーに電力を蓄えるため、電線や電源なしにオフグリッドで点灯することができる。外灯は高さ4200mmで、外灯の根元部分に使用済みバッテリーを搭載している。ソーラーパネル部分の面積は780×400mm。
電気自動車やプラグインハイブリッド車など駆動用バッテリーとしてリチウムイオン電池を搭載する車両の普及により、バッテリーのリユースやリサイクルが課題となる。日産自動車は今回のプロジェクトについて、世界に先駆けてバッテリーを本格的に再利用する取り組みだとしている。
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