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レジ自動化はどこまで可能か、生体認証やRFID、画像認識でレジレスにたどり着けリテールテックJAPAN2018(3/4 ページ)

「リテールテックJAPAN 2018」で注目を集めたのが、レジの自動化につながるソリューションの展示だ。NEC、富士通、日立製作所、SCSK/サインポスト、ヴィンクス/パナソニック、大日本印刷のレジ自動化関連の展示についてレポートする。

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画像認識で無人レジを実現、「レジロボ」がPOSシステムと合体

 SCSK/サインポストは、画像認識技術により無人レジを可能にするソリューション「スーパーワンダーレジ」を展示した。

 サインポストは画像認識技術を用いたセルフレジ「ワンダーレジ」を展開している。SCSKはワンダーレジの販売パートナーだ。その両社が共同開発したのがスーパーワンダーレジになる。

 スーパーワンダーレジでは、来店客が入場ゲートで電子マネーカードをかざすと、店舗内の天井部に設置したカメラで来店客を特定する。その来店客が購入した商品については、陳列棚にの値札部に組み込まれたカメラを使って認識。その後、出口側のゲートに立つと、購入する商品が画面に示され、入場に用いた電子マネーで支払えば精算が完了し、店舗から出られる。

「スーパーワンダーレジ」のデモ「スーパーワンダーレジ」のデモ 「スーパーワンダーレジ」のデモの様子。店舗天井と陳列棚のカメラを用いた画像認識で来店客を特定し、無人での精算も行えるようにする(クリックで拡大)

 2017年11月にはJR大宮駅構内で実証実験を行っており、今後も事業化に向けて開発を進めていくとしている。

 ヴィンクスは、同社のPOSソフト「ANY-CUBE」とパナソニックの「レジロボ」を組み合わせたレジ自動化ソリューションを展示した。

 レジロボは、RFIDによる商品の自動精算と袋詰めを同時に行う完全自動セルフレジ機だ。購入商品の入った買い物かごをレジロボに設置すれば、RFIDの読み取りと袋詰めを数秒で完了し、精算に進むことができる。ローソンの次世代店舗などで活用されるなど、今後も展開を拡大していく予定だ。

 ただし、レジロボそのものにPOSシステムが組み込まれているわけではない。そこで、POSソフトのANY-CUBEを展開するヴィンクスが、レジロボとPOSシステムの連携ソリューションを提案することで、レジロボを使ったレジ自動化ソリューションがより身近になっていることを訴求したわけだ。

「レジロボ」に商品の入った買い物かごを設置RFIDによる商品の自動精算と袋詰めを同時に行うRFIDによる商品の自動精算と袋詰めを同時に行う 「レジロボ」に商品の入った買い物かごを設置すると(左)、RFIDによる商品の自動精算と袋詰めを同時に行われる(中央、右)(クリックで拡大)
精算内容を確認して会計すればレシートが印刷される 精算内容を確認して現金やクレジットカードなどで会計すれば(左)、レシートが印刷される(右)。一連の処理には「レジロボ」とPOSシステムの連携が必要だ(クリックで拡大)

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